細田守監督によるアニメ超大作『滝とそばかすの姫』ですが、他の作品に比べると酷評も多くありました。
名作と言われる一方で、「ひどい」「気持ち悪い」「子供に見せたくない」などの酷評はなぜ多いのか気になりますよね?
そこで今回は、「【竜とそばかすの姫】ひどいや気持ち悪いなど酷評なぜ?子供に見せたくないという真相は?」と題して、調べた内容をお届けさせて頂きます!
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【竜とそばかすの姫】ひどいという理由(酷評)
「滝とそばかすの姫」の興行収入は最終的に66億円となり、2021年の映画では第3位となっているため、それだけ人気があったということがいえます。
多くの人が作品を観れば、例え名作でも「ひどい」といった酷評があって当然です。
それでは早速、ひどいという意見をそれぞれ紹介していきます!

ちなみに、2021年の1位は「シン・エヴァンゲリオン」の102億円で、2位は「名探偵コナン」の76億円でした!
すずが一人で助けに向かうのがひどい
ケイとトモくんを助けるべく、すずは高知から東京にひとりで向かいますが、女子高生ひとりでです。まわりにすずの行動について知っている友達や大人がいたにも関わらず、ひとりで向かうのです。すずと一緒に東京に向かうか、無理やりにでも引き留めるかの二択しかないと思うのですが、ひとりで行かせるというストーリー設定のありえなさに、映画途中で萎えてしまいました。映画途中で萎えないためにも、最低限の常識的判断を逸脱したストーリー設定は控えていただきたい。
ストーリーの後半がひどい
前半のわかりやすく伝わりやすいストーリーに比べて、後半から話がごちゃごちゃしている点がひどいと思います。また、「側から見て間違っていることでも自分にできることをする」というのが一つのテーマになっているように感じましたが、この正義感が私にとってはあまり納得いくものではありませんでした。ただ、この映画は「U」の映像が美しいこと、そして曲や挿入歌であるベルの歌が素晴らしいので、差し引いてもまた観ても良いかもとは思いました。
映画としての完成度が低い
歌のシーンが多く映像も綺麗なのですが、やはりストーリーのまとまりが無さすぎるのが映画としての完成度が低いものにしており勿体無いと感じます。映画の様々な場面に出てくる個々のテーマの回収が出来ていません。主人公の行動の動機の理由付けが弱く、なぜそこまでして竜に惹かれるのかという疑問が消えないままでした。また、個人的にですが『U』と『竜』の発音が同じに聞こえて、色々なキャラクターの台詞に出てくることが多いので、混乱することが多くありました。分かりにくい、という点が映画の中に多くありました。
意味が全く分からなくてひどい
物語全体が瞬間瞬間の思いつきをくっつけただけの様に感じました。監督は大好きでずっと作品もずっと見ていますが、話の流れもめちゃくちゃだし、理解しがたいセリフやチグハグな行動。意味が全く分からなさ過ぎて「どこが酷い」と説明するのさえ難しいです。なんだかミュージカルを意識しているようにも見えるし、この人物が必要だった?とか子どもにさせるの?とかツッコミ所が満載過ぎました。各々登場人物の行動が不明過ぎて必死に理解しようと思っても物語が入ってきませんでした。
「美女と野獣」のオマージュがひどい
ひどいと感じるのは、全体的にストーリーがチープであるということです。映画を観ていて初めて分かったのですが、「美女と野獣」のオマージュであること。しかし、「竜」がのデザインが明らかに「野獣」であることや、仮想空間内の秘密の場所が美女と野獣の城のようで、そこでダンスをするというのはオマージュの域を超えてパクリにしか見えませんでした。また、美女と野獣のエッセンスがストーリーに活きているかというとそうでもなく、オマージュはすべきではなかったと思います。
虐待のシーンがひどい
最後の方のシーンで竜のアバターを使っている男の子の虐待のシーンがひどいです。よく分からない終わり方なので救われた後どうなったのか映画や動画などで流れてないのでわかりませんが、子供に見せるものではないかなと思います。あの殴られたり蹴られたりとかは気分悪くなります。音楽のシーンや学校のシーンはいいなとは思うのですが、他の作品にもないような虐待のシーンを何故いれたのかわかりません。サマーウォーズのように楽しい作品なら良かったのにって思います。
【竜とそばかすの姫】気持ち悪いという理由(酷評)
『竜とそばかすの姫』を観た人の中に「気持ち悪い」という感想を持った人が一部でいました。
映画の感想で気持ち悪いという感想や意見は比較的少ないようですが、どのような点が気持ち悪いと感じたのかそれぞれ紹介していきます!
リアルとファンタジーが混ざりすぎていて気持ち悪い
ラストのすずが現実の世界で竜を助けに行くシーンは気持ち悪いですね。。。あれだけ大人が大勢いるにも関わらず、気をつけていってらっしゃい的な行動はおかしいと感じてしまいました。もちろんファンタジーの世界ではあると思うのですが、ファンタジーならDVなどの子どもが関わる社会問題には首を突っ込まなくてもいいんじゃないかと思ってしまいました。高校生が一人で大人の男性を成敗するのは実際はあり得ないと思います。リアルなDVの部分とファンタジーが混ざり合いすぎていて、見ている側も混乱してしまう気がしました。
誹謗中傷の場面が多くて気持ち悪い
ネットの誹謗中傷の場面が多いので、そこは気持ち悪いなぁと思うこともありました。人の醜い本音が文章や音声で現実世界とリンクすることがあり、映画の中にいながらも現代の問題が思い出されたりと気になってしまうことがありました。Uのユーザーがモブの役割になっており数もかなり多いので、Uの世界の中で横やりを入れる言葉もあったりと、たくさんのユーザーの自分勝手な声が不快になることもありました。棒読み演技の声が多いのも気になりました。
キャラクターのデザインが気持ち悪い
ベルのキャラクターデザインが既に気持ち悪くてスッと物語に入り込めなかったです。ビジュアル的な事は、表現の自由だったりするし見掛けでどうこう言うのは違うかも知れませんが、逆にアニメで自由に表現出来るのに何故、わざわざこのキャラクターデザインにしたのかな?と思います。ハッキリ言えば不気味な感じさえしてしまいました。監督ご本人も「オマージュ」と言っておられる様ですが、もう少し寄せ方にもやり方があった様に思います。あれじゃぁ、ディズニー映画のパクリって言われても仕方ない様な気がしました。
兄弟を見つけて抱きつくのが気持ち悪い
気持ち悪いと感じるのは、「竜」の父親が「竜」の兄弟に対して暴力を振るっているシーン。その様子がなぜか配信されていることも含めてただただ不快感を感じました。さらに、本来盛り上がるべき「竜」を助けに行く最後のシーンも気持ち悪いです。高校生という少女が仮想空間で偶然会っただけの見ず知らずの少年を探しに行くのも意味不明でしたが、都合良く外に出ていた兄弟を見つけて抱きつくのはかなりの嫌悪感を抱きました。恋愛関係ではないと思いますが、そこまでの信頼関係を得る様子も描かれていないと感じたため違和感がありました。
知らない人が来ると考えたら気持ち悪い
竜が閉じこもっている城のシーンはちょっと気持ち悪いと思います。世界観が軽くホラーやなーってなります。独特な世界観でサマーウォーズのように理解しにくいかなと思います。後は主人公の女の子が竜役の男の子を助けに行く時に家を発見して助けに行くところです。なんかアニメ的にもどうなんだろうと思いました。天気の子の真似かなーと、主人公が助けに行ってどうにかしてたので真似というか同じような演出したかったのかと。知らない人が来ると考えたら普通気持ち悪いです。
母親の身勝手な行動が気持ち悪い
すずの母親は、増水した川の中州に取り残された少女を助けるために川に入り死ぬことになりました。正直、自分の子供のことを考えない身勝手過ぎる行動で、親として失格であり嫌悪感を覚えてしまいます。他人の子供を助けるのであれば、死なずに帰還することが必須であり、それが出来なかった時点で、母親の行動は称賛される行為ではなく、愚かな行為であると感じてしまいます。そもそも、母親の行動からして自信過剰な行為であると感じてしまいます。そういう人程、まわりに迷惑を掛けていることに気づかない。
【竜とそばかすの姫】子供に見せたくないという理由(酷評)
竜とそばかすの姫では一部リアルなシーンがあります。
それを良いと評価をする人もいれば、良くないと評価する人も中にはいても当然ですよね。
特に「子供に見せたくない」といった声が多かったシーンを紹介していきます。
作中のフォローがないので見せたくない
すずの子供の頃の記憶のシーンは親である自分にとってはかなり辛いところがありました。「なぜお母さんは私と生きるより、名前も知らない子を助けて死ぬ方を選んだのか」という台詞があったように、子どもの目の前で親が自分ではない子どもを選んだ、とすずは認識していています。もちろん目の前で他人とは言え子どもが溺れていれば助けなければと思うかもしれません。それでも自分の子どもにあんなふうに言われたのに結果的に命を落としたことを考えると、映画の中でのその後のフォローも足りないと感じました。もし子供がこれを見て、どうしてすずのお母さんがすずを選ばなかったのか理由を説明してと言われても、上手くできないと思うので、幼い子どもには見せたくないなと思いました。
真似をしてしまうから見せたくない
ケイとトモくんの劣悪な生活環境やすずの母親の死亡シーンは、子供に見せたくないシーンだと感じます。子供の虐待シーンは率直に見せたくないシーンです。すずの母親の死亡シーンについては、子供に真似してほしくないからです。自分なら助けることができると自身過剰な行動をとって、自らの命を落としてしまうシーンであり、子供が真似をしてしまう懸念がある。川や海での子供の死亡事故が毎年発生するが、子供が友達を助けようとして一緒に死んでしまう事故は冷静な判断が出来ていない結果であると思います。
ショッキングなシーンは見せたくない
子どもの頃の主人公の母親が、水難に遭った子どもを助けて主人公の前で亡くなってしまうという悲しい回想シーンがあるのですが、大人の目線から見てもショッキングな出来事なので、たとえば子どもが目にすると暗い気持ちになってしまうのではないかと心配になりました。子どもだった主人公が泣いている顔がアップになるところも見ていて辛いのはもちろんですが、その後、ネットなどで母親の行動を叩く意見を耳にして、救いのないシーンだったのでしんどかったです。
虐待シーンは見せたくない
絶対的に兄弟が父親から受けた虐待シーンだと私は思います。へんにリアルで、目を覆いたくなる位嫌な空気が漂うシーンだと思います。物語の構成として、監督さんの中で非常不可欠な場面なんだったとしたら父から虐待されている兄弟のその後であったりをしっかり描いて欲しかったし、鈴が一人で助けに行こうとする場面でも何で大人や周りの人間は止めたり、付いて行ったりしなかったのか理解に苦しみました。危険と分かっている場所に鈴にも危害が及ぶかも知れない事を予知しない大人の存在も見せたくないと思います。
DVの様子が克明すぎるから見せたくない
子どもに見せたくない理由は、親子のDVの話も一つのテーマであり、その様子が克明に描かれていることです。歌、仮想空間、映像美などの見栄えの良い要素も多いため、知らずに子どもと一緒に見た場合少しトラウマを植え付けてしまうのではないかと考えてしまいます。さらに、主人公の行動原理や謎の使命感も、見習うべきではなく危険。女子高生が一人で四国の田舎から新幹線で東京まで駆けつけ、DVしている親に立ち向かうのは明らかに危険で、警察に届けるべき事件としかいえません。
子供には絶対見せたくない
虐待、監禁まがいな事をしているシーンです。ちょっと生々しい感じに仕上げていたので、わかる子供は泣いたりトラウマになると思います。私も子供がいるので絶対見せたくないなって思います。映画を見て僕も保育園や他の人にしてもいいんだってなってほしくないのもあります。見た事をすぐ真似するので怖いです。教育上よくないので私は絶対見せたくないと思いました。人気作の続きだからもうちょっとオブラートに出来なかったのかなと思います。
まとめ【竜とそばかすの姫】ひどいや気持ち悪いなど酷評なぜ?
今回は、【竜とそばかすの姫】ひどいや気持ち悪いなど酷評なぜ?子供に見せたくないという真相は?といった内容を紹介させて頂きました!
面白くないといった意見も多くありましたが、「感動した!」「最高!」といった声も多くあります。
子供に見せたくないという人も中にはいますが、子供に見せることで物語から成長できることもあると私は思います♪
細田守監督の作品は『竜とそばかすの姫』の他にも、
- 時をかける少女(2006)
- サマーウォーズ(2009)
- おおかみこどもの雨と雪(2012)
- バケモノの子(2015)
- 未来のミライ(2018)
など、日本のアニメ映画史上に残る名作を沢山手掛けています!
細田守監督作品はどれも感慨深く、心に残る作品ばかりで何度観ても感動してしまいますよね・・
また改めて観ると違った発見や楽しみができるのもアニメ映画の醍醐味ですよね♪
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